中国語の勉強を始めて、一番初めにつまずくのは四声の
発音ではないでしょうか。
練習をしてもなんだかイマイチだし、四声の覚え方もよく
分からない、と言う人がたくさんいます。
日本語は発音の上がり下がりが無く、抑揚のない発音なので、
中国語のあの抑揚のある発音になれるまでには、かなりの時間
を費やすのではと思います。
今回は中国語の四声の中で、一番気を付けることは何かについて、
また最重要の声調は何番目の声調かなどについてまとめました。
ただやみくもに練習するよりも、事前にポイントを理解して
練習するほうが効果は二倍にも三倍にもなります。
是非これを機会に、中国語の四声の発音をマスターして
しまいましょう!
中国語四声の発音練習方法
中国語の四声とは「中国語の成長を4つに
分類したもの」です。
簡単に言うと発音の音の高さの違いが4つある
ということです。
ちなみに中国語の四声はこのようになっています。

一声、二声、三声、四声と分類されています。
中国語四声のポイントは二声と三声
難しく思われがちな四声ですが、実は一声と
四声は非常に簡単です。
もちろんある程度の練習は必要なのですが
少しの練習ですぐにマスターできるのが
一声と四声です。
ただ、二声と三声はかなりの練習をしたと思っても
本当に正確に発音できている初心者は3割くらい
だと思います。
何でそんなに難しいのかをさっきの図で見てみましょう。

二声と三声、ぱっと見ると全く違う声調に感じます。
でも三声がちょっと崩れるとあっという間に
判別困難になってしまいます。

どうでしょうか、全然違うように思えた
二声と三声ですが、三声の下がりが十分で
なかったりすると、三声が二声の声調のように
聞こえてしまうのです。
中国語の四声がまだまだの人の90%以上はこの
部分が出来ていません。
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中国語の四声は三声だけやればいい!
中国語の四声の発音の練習や覚え方なのですが
ポイントは非常に、超カンタンです(笑)。
三声をしっかり下げること!
これに尽きますね。
練習の時には三声の下げる部分を
「これでもか!」「下げるとこまで下げてしまえ~」
という意識で体に叩き込んでください(笑)。
練習の時は誰の目も気にせずにゆっくり練習できます。
でも、実際に会話をするときはそんなにゆっくりは
しゃべれません、相手がいますからね。
そんなときは急いで話しがちになりますが、残念な
ことに三声の声調が一番おろそかになりがちです。
つまり下がりが全く足りていないということです。
そうするとまず二声が悪影響を受けますし、しまいには
四声全体のバランスが崩れてきます。
結果として四声がいまいち、もしくは全然分からないという
感覚に陥ります。
分からなかったら三声だけに集中!
信じられないかもしれませんが、
三声だけやっていれば間違いないです。
三声を間違って発音していると癖になって
なかなか修正できなくなりますし、逆に
三声という柱がしっかりしているとあとの
声調はおのずとしっかりしてきます。
中国語は四声で同じピンインでも違う意味を
持つようになっている言語です。
しっかりとマスターしていきたいですね。